あき家(空き家)とリノベ ときどきリフォーム

文学不動産

File-33 The cultural transmission point in Ogijima

男木島の文化発信拠点 

March 22, 2021

男木島図書館/鍬と本 島を想う気持ちが繋いだ場所 つい先日就航したばかりの新造船『めおん』に乗って、男木島へと向かった。男木島は、人口わずか百五十人ほどの小さな瀬戸内の島。下船後歩くこと五分、島で唯一の「男木島図書館」へ到 …

File-32 Authentic pizzeria in the temple that is unbalanced and enjoyable space

アンバランスを愉しむ寺の本格ピッツァリア 

March 05, 2021

PIZZA E BAR TEMPIO 地域に寄り添い400年  新しい憩いの場所 「寺の境内でピザが食べられる」と聞き、興味を持った。早速、車を走らせ、のどかな田舎道を通って三豊市財田町へと向かう。財田川に並走する道路は、行き …

File-31 The manufacturing spirit which is deeply rooted in the historical temple town

趣きある門前町に根付くものづくりのスピリッツ

February 12, 2021

藤田金物店 遊びゴコロあふれる空間 三豊市豊中町。四国霊場第七十番札所本山寺のほど近くに、一軒の金物屋がある。今からおよそ百二十年前、本山寺の五重塔が建設される際に、建築道具の手配をしたことから始まったという「藤田金物店」 …

File-30 Simple and beautiful life living with nature

自然とともに生きるシンプルで美しい暮らし

January 22, 2021

季節をたべる食卓numar あらゆるものを受け入れる場所 香川県の南西部、讃岐山脈の麓に広がる丘陵地帯にあるまんのう町。その地で育つ農作物のおいしさに魅了され、七年前にオープンした料理店がある。広々とした庭の奥に、どこか懐 …

File-29  The space that changes depending on the times

「今」に合わせて変遷する空間

January 08, 2021

西宝町書道教室 柔軟に暮らす 高松市中心部、西宝町の大通りから細道に入ったところに、かつて新聞社の事務所だった築三十六年の建物がある。路地の一角に何気なく佇む鉄骨構造の一戸建ては、堅牢でモダンな佇まい。対して入口は、季節の …

File-28 Modern designed 70 years-old farmhouse

モダンな雰囲気漂う築七十年の農家屋

December 18, 2020

しわく堂 無国籍空間 米の形を模った表札が印象的な築七十年の農家屋がある。香川県の西端、観音寺市の田畑広がる地域に悠然と佇む〝やつおの家〟。  ここは、建築設計事務所「しわく堂」のクリエイティブディレクターを務める平宅正 …

File-27 The borderless place where travelers and local interact

旅人とローカルが交錯するボーダーレスな空間

December 04, 2020

Kinco.  hostel+cafe 時代の面影を残して 高松市花園町の観光通りに、かつての金庫屋の趣きを可能な限り残したホステル兼カフェがある。その名も「Kinco.hostel+cafe(キンコホステル+カフェ)」 …

File-26 Inspired by the details of surrounding nature

とりまく自然の機微が感性を刺激する

November 27, 2020

ヤエ食堂 暗がりと自然の美 柔らかい日差しが車内に差し込む秋晴れの日の昼下がり。窓を少し開けると、頬を撫でる風が冷たく心地よい。綾川町の起伏がつづく県道からさらに小径へと入った。どんどん細くなる道に不安になり、踏切を渡るの …

File-25 Memories that never fade away

いつまでも色褪せない記憶

November 13, 2020

Kaorin 「見栄を張らず理想に向かって」 花屋「Kaorin」は、築およそ四十年の大きな空き倉庫の一角で産声を上げた。  そこは高松市三谷町の田畑広がる地域。訪れた時は、ちょうど稲刈りを終えたばかりの頃だった。秋の気 …

File-24 The historical residence that people have cherished for 260 years

二百六十年 人々に親しまれる屋敷

November 06, 2020

郷屋敷 時代に合わせて変遷してきた歴史 牟礼の丘陵に二百六十年の時を刻む屋敷がある。江戸時代中期、牟礼の里に移り住んだ井上家。その後、四代目当主の半三郎義勝は「与力」の職を任ぜられ、上官の補佐として高松藩に仕えた。文化人で …

Copyright (C) IKUNAS. All Rights Reserved.