あき家(空き家)とリノベ ときどきリフォーム

文学不動産

file-38 A rural bakery where gentle time flows

優しい時間が流れる片田舎のベーカリー

June 11, 2021

ベーカリー flag 店主の思いがカタチになった場所 「バイバイ。また来るね」。  小さな女の子がヤギに手を振りながら、母親に促されて車に乗り込んでいる。  ここは牟礼町大町にある、『ベーカリーフラッグ』。国道十一号線 …

file-37 Town development that connects to the future of utilize vacant houses

空き家を活かした未来につなぐ町づくり

June 04, 2021

古街の家 地域活性を担った町家再生 宇多津町古街は、青ノ山の北東に広がる裾野の一角にある。四国八十八カ所霊場第七十八番札所「郷照寺」など、由緒ある神社仏閣や、江戸後期から昭和初期に建てられた町人が住む店舗併設住宅「町家」が …

file-36 Choosing a structure relocation with my mother's feelings

母の気持ちを汲んだ、曳家という選択

May 07, 2021

遠藤呉服店 残したかった母の追懐 「曳家(ひきや)」または「家曳き」とも呼ばれる、建築物をそのままの状態で移動する建築工法がある。  歴史的な建築物や貴重な文化財などではまれに聞くこともあるが、需要が少ないため、業者の数も年 …

File-35 Handing down 130 years of history from father to son

父から息子へ 百三十年の歴史をつなぐ

April 26, 2021

施工 佐伯工務店 趣を残し、機能性を持たせる U邸があるのは、香川県高松市の港町。晴れた日には、瀬戸内海に浮かぶ島々がはっきりと見え、鳥のさえずりがどこからともなく聴こえてくるのどかな場所だ。  今回ご紹介するU邸は、母 …

File-34

本当の豊かさを知る潔くサスティナブルな島暮らし

April 02, 2021

ダモンテ商会 空き家を活かした島での生活 男木島のダモンテ商会といえば、知る人ぞ知る人気店。今はコロナで通販のみの営業だが、開店時は焼きたてパンや香り高いコーヒーを求めて、ほぼ満席となるほど。  男木島で暮らす前は住む場所を探し …

File-33 The cultural transmission point in Ogijima

男木島の文化発信拠点 

March 22, 2021

男木島図書館/鍬と本 島を想う気持ちが繋いだ場所 つい先日就航したばかりの新造船『めおん』に乗って、男木島へと向かった。男木島は、人口わずか百五十人ほどの小さな瀬戸内の島。下船後歩くこと五分、島で唯一の「男木島図書館」へ到 …

File-32 Authentic pizzeria in the temple that is unbalanced and enjoyable space

アンバランスを愉しむ寺の本格ピッツァリア 

March 05, 2021

PIZZA E BAR TEMPIO 地域に寄り添い400年  新しい憩いの場所 「寺の境内でピザが食べられる」と聞き、興味を持った。早速、車を走らせ、のどかな田舎道を通って三豊市財田町へと向かう。財田川に並走する道路は、行き …

File-31 The manufacturing spirit which is deeply rooted in the historical temple town

趣きある門前町に根付くものづくりのスピリッツ

February 12, 2021

藤田金物店 遊びゴコロあふれる空間 三豊市豊中町。四国霊場第七十番札所本山寺のほど近くに、一軒の金物屋がある。今からおよそ百二十年前、本山寺の五重塔が建設される際に、建築道具の手配をしたことから始まったという「藤田金物店」 …

File-30 Simple and beautiful life living with nature

自然とともに生きるシンプルで美しい暮らし

January 22, 2021

季節をたべる食卓numar あらゆるものを受け入れる場所 香川県の南西部、讃岐山脈の麓に広がる丘陵地帯にあるまんのう町。その地で育つ農作物のおいしさに魅了され、七年前にオープンした料理店がある。広々とした庭の奥に、どこか懐 …

File-29  The space that changes depending on the times

「今」に合わせて変遷する空間

January 08, 2021

西宝町書道教室 柔軟に暮らす 高松市中心部、西宝町の大通りから細道に入ったところに、かつて新聞社の事務所だった築三十六年の建物がある。路地の一角に何気なく佇む鉄骨構造の一戸建ては、堅牢でモダンな佇まい。対して入口は、季節の …

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