パートナーインタビュー
地方都市の活性化につなげたい。
あなぶき不動産流通
高松市の中央通りと国道11号線の交差点に位置する穴吹五番町ビルの1階が「あなぶき不動産流通 高松店」です。あなぶき興産の不動産流通事業部から分社化し、2006年に設立。高松・高知・松山・岡山・福山・広島・広島宮島街道・福岡・熊本・鹿児島に拠点があります。
お話をお伺いしたのは、2015年入社の瀧康真(たきこうま)さん。松山店に3年間勤務した後、地元でもある高松店に異動し3年目を迎えたスタッフです。 「松山市は不動産も物価も高松市より高めでした。また、空襲を逃れたため、現在も城下町として入り組んだ細い道が多いです。高松市は道が整備されていて車で走りやすいですね」
もともとあなぶきグループに関心があって入社したという瀧さん。学生時代はスポーツ一色だったといいます。 「小・中学生の時は柔道をやっていました。高校からはレスリングに転身し、スポーツ推薦でレスリングのある大学に進学しました」という運動神経に優れた瀧さん(大学時代は全国大会2位の強者!だったそう)。スポーツで鍛えられた精神の強さを営業面でも発揮しています。現在、売買仲介と中古物件の再生を担当。 「すぐに物件を手放したい」というご要望や「思い入れのある不動産を周囲に知られずに売却したい」というご要望等、日々様々なご相談を頂いています。もちろん当社はそのニーズに応える体制はありますが、お客様の気持ちに寄り添って、心に余裕を持ってもらえるように心掛けています。 あなぶき不動産流通の強みは、取引事例が多いこと、若いスタッフも多く、元気なチームなのでフットワークが軽いところだそうです。
また、リノベーション事業にも力を入れているというあなぶき不動産流通。 「不動産が持つ固有の価値を現代風に生まれ変わらせるのが、リノベーションだと考えています。 四国四県は空き家率の高い地域です。空き家をそのままの状態にしておくことにメリットはありません。例えば、町の衰退、地価の下落、治安の悪化などの原因に……。当社の企業理念には『不動産の流通・再生を通じて限られた資源の有効活用を推進し、人に優しく、活力ある地域社会の実現に貢献します』と掲げています」
「例えば欧米では約8割の方が中古住宅を購入するのに対し、日本はまだ新築志向が強いですね。でもリノベーションという言葉が知られ、使い道がないと思っている空き家も、別の人にとっては魅力的で再生して使いたい、という事例が増えています。しかし、白蟻の被害、雨漏り等、中古物件ならではの故障・不具合もあるので物件調査は非常に大切です。最近はリノベーションで和室を狭くして、リビングを広めに取りたいというニーズが多いです。その時々の生活様式に合わせて間取りを変えられるのがリノベーションの良いところ。空き家の利用価値を見い出し、新たな価値を付けるのも当社の役割です」 「中古住宅、マンションを再生して安心して暮らして頂くこと、そして今後は店舗や商業施設にも力を注ぎつつ、地方都市の活性化に貢献できれば」と笑顔で話してくれました。
Interview 2020.7.6