あき家(空き家)とリノベ ときどきリフォーム

パートナーインタビュー

パートナーインタビュー

人生の困りごとに寄り添い、 納得感を大切にする。

木田法律事務所

高松市美術館のすぐ近く、中央通り沿いの大きなビルの中にある「木田法律事務所」。普段の生活ではめったに行くことのない場所で、少し緊張してしまいます。出迎えてくださったのは弁護士の木田直太郎さん。父の一彦さんとともに木田法律事務所を営んでいます。さっそくお話を伺うことにしました。

事務所内には個室ブースがあり、安心して相談できます

不動産に関する相談で多いのは「家族の不動産を相続することになったけれど、どうすればいいのか」というもの。そもそも誰が相続するのかという問題や、相続した不動産を取得するための手続き、売ったり貸したりといった相続後の手続きまで、困りごとを解決していきます。「売買や賃貸の希望がある場合は、つながりのある不動産屋さんにつなぐこともしています」と木田さん。他にも、例えば外壁をリフォームしたけれど後から不備が見つかった、とか、貸している物件の賃料が支払われないといったトラブルの相談も受け付けています。
しかし、そこで気になるのがお金や時間のこと。正直なところ、どのぐらいを想定しておけばよいのでしょうか。「初回の相談は基本的には無料ですので、気軽にいらしてください」と木田さん。依頼を受けて受任(示談や裁判など、弁護士が間に入って解決にあたること)した場合には、着手金と報酬金が発生してきます。「案件にもよりますが、目安としては、着手金として初めに請求予定金額の10%、示談や裁判が解決したら成功報酬ということで最終的に勝ち取った金額の10%をいただいています」。一つの案件が解決するには、おおむね2~3ヶ月程度かかるそう。初回の相談以降は、適宜メールや電話などでスムーズなやり取りを心がけているそうです。

初歩的な疑問にも分かりやすく答えていただきました

テレビドラマの影響なのか、どうしても“弁護士”と聞くと法廷で議論を戦わせ、大きく勝ち負けが決まるようなイメージがあります。しかし、木田さんは意外なことをおっしゃっていました。「実際に案件を解決するときには、大体このあたりが妥当だろう、という想定から少し上下したところに落ち着くことが多いんです。だいたい、悪いことをしているのに自覚のない人は少なくて、『悪いことしたな』と反省している人が多いものなんですよ」。
案件を受けるかどうかは、主張の筋がちゃんと通っているかどうか、必要な証拠があるかどうか、なども検討した上で決めることになるのだそう。木田さんのモットーは、“ご相談に来られたお客さまに納得していただくこと”。「ご相談の内容によっては、お引き受けできないようなものもあります。そんな場合でも、理由をきちんと説明し納得していただくことが大切です。お医者さんのセカンドオピニオンのように、一つの見方を聞いてみた、というような気持ちで私どもの言葉を聞いていただければと思います」。些細な質問にも丁寧に答えてくださる木田さん。初めて法律事務所を訪れる、という人でも安心できるのではないでしょうか。

事務所内は静かな雰囲気。時間の制限はないので、落ち着いて相談できます

弁護士の仕事は多岐にわたります。例えば、認知症の進んでしまった家族の後見人を選ぶ手続きをする、破産手続きをして人生の再スタートを切る手助けをする―…そんな風に、人生における大きな出来事をサポートしていく場面も多いそうです。困ったことや相談ごとがある場合は、「どうなんだろう、と一人で悩まずに、まずは足を運んでみてください」と木田さん。地域に根差した法律事務所は、これからも高松で困った人の力となり続けます。

Interview 2020.6.30

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