あき家(空き家)とリノベ ときどきリフォーム

パートナーインタビュー

パートナーインタビュー

庭がある暮らしは、日々をもっと豊かにする。

I’m Garden

(有)四国造園がI’m Gardenと言うブランドを立ち上げたのは「ガーデニング」という言葉が浸透し始めた15年ほど前。住まう人が思い思いの感性で作庭し、自分だけの空間を自由に楽しんでほしいという思いは当時から変わることなく、時を経てなお、味わいを増すような庭づくりを手がけています。

I’m Gardenは幹線道路から入ってすぐ、木製の看板が目印

高松市と坂出市をむすぶ幹線道路添いの緑豊かな五色台の山裾にあるI’m Garden。周囲に溶け込む自然で落ち着いたたたずまいに導かれるように近づくと、青々とした木々の向こうにガラス張りのオフィスギャラリーが見えてきます。迎えてくれたのはプランナーの才田恵美さんと藤井朝香さん。「好きなものもセンスもよく似ているので、仕事がしやすいんですよ」と微笑む姉妹のような雰囲気が印象的です。

右からチーフプランナーの才田恵美さんとプランナーの藤井朝香さん

これまでたくさんの庭づくりを手掛けてきた才田さんと藤井さん。お客様によって希望は違えど、I’m Gardenとしていつも提案することがあるそうです。「年月を経ても尚味わい深く、経年変化が魅力に変わる庭づくりをおすすめしています。デザインに関しても、斬新なものではなくシンプルで暮らしに寄り添うようなやさしいものにすることで、年月を経ても飽きがこない味わいのある庭になるんですよ」と才田さん。
その言葉通り、これまでI’m Gardenが手掛けてきた庭は、シンプルながら洗練されたセンスの良さを感じるものばかり。伸び伸びと枝を張ったシンボルツリーからの木もれびがつくる心地よさや、小さな花が実になる喜び、大樹の足元でほころぶ四季折々の草花など、庭のあちこちにちりばめられた小さな感動の積み重ねからは、そこに住まう人がくつろぐ様子が容易に想像できます。

造園屋が営む花屋「bulbe」。不定期でワークショップも開催

I’m Gardenが目指す庭とは、季節を感じながら食事やお茶を楽しみ、庭に咲く季節の花を摘みお気に入りの花器に挿し部屋に飾ったり、豊作の木の実ではジャムや果実酒を作り、葉物を料理のあしらいに添えてみたりと「暮らしと共にある庭づくり」です。併設する“造園屋が営む花屋bulbe”ではそんな日々の暮らしを豊かにする季節の草花の寄せ植えやアレンジメントなど野に咲く身近な草花や枝物、花器を中心とした古道具などを取り入れ、訪れた人に空間ごと楽しんで頂けるお店づくりをしていますとのこと。

ギャラリーのセンスの良いしつらえには、暮らしのヒントがいっぱい

ギャラリーの外にある小径にも、トネリコの足元には蕗の葉が青々と葉を広げ、自然を感じる庭づくりに一役買っています。

里山の自然を取り入れたエリア、山野草のエリアなど、さまざまなスタイルの庭を体感することができる

I’m Gardenは今後、もっとたくさんの人に「暮らしと庭は共にある」ことを知ってほしいと、その可能性を広げる取り組みを予定しています。庭のことを語り始めると、熱い思いが言葉となってあふれてくる才田さんと藤井さん。
「庭と共にある豊な暮らし」を是非感じて頂きたいと、住む人の思いに合わせた庭づくりに、今日も向き合っています。

Interview 2020.6.26

他の記事を読む

Copyright (C) IKUNAS. All Rights Reserved.