あき家(空き家)とリノベ ときどきリフォーム

パートナー紹介

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木製家具で暮らしをやさしく彩る。

シティング

高松市生島町のレクザムスタジオの近くに社屋を構える「シティング」。車を降りると、木材を担いだ若いスタッフが作業をする姿が見えます。

シティング社屋

事務所につながる木製のドア

木の香りがいっぱいに漂う社屋の2階が事務所。木製の扉を開けると、出迎えてくれたのは、代表取締役の小西洋一さんと、ご長男の一樹さんです。
「当社は家具の製作を中心にモノづくりをしています。木製の特注家具の製造は、設計・素材加工・塗装・仕上げ・取付けまでの一貫生産を行っています」
社内にあるイスや家具はもちろん自社製。なかでも一際目を惹いたのは、木枠のサッシを使った窓でした。広い窓からは、新緑に包まれた里山のある風景が清々しく見えました。

木製サッシからの見晴らし

小西さんは東京の建設会社の勤務を経て、曲木家具で有名な「秋田木工」に勤務。イスなどフォルムの美しい家具の技術を取得しました。30歳で香川に帰省し、昭和63年に起業。そして平成10年には「シティング」を設立しました。
当初は経験を活かしたイスづくりの他、家具や建具の受注生産を行っていたそうです。

代表取締役の小西洋一さんと、小西一樹さん

そして今、会社の主力商品のひとつである、木製サッシに目をつけたきっかけを伺いました。
「当社では木製のキッチンの製作をはじめるのを機に、乾燥炉、蒸窯を備え、木材の反りを軽減する技術を得ました。そこで以前から注目していた、木製のサッシも作ることが可能なのでは、と思ったのです。
日本では、まだアルミサッシが一般的ですが、断熱性能、防露性能が極めて低いというデメリットがあります。特に、環境保護や景観、省エネの基準が厳しい欧米では、木製サッシが一般的。海外映画を観ていても木製サッシの家はよく見かけますよ」と社長の小西さん。
満を持して、平成30年からは本格的に木製サッシの製造販売を開始。
「他社で製造している木製サッシを研究したりして、試行錯誤の結果、ようやく納得のいく製品を作ることができました。木製サッシは外気を入れにくく、結露が少ないのが利点です。和室にも洋室にも合うのも魅力です。それに木製サッシに変えると、外の眺めがとてもいいんです」
新築はもちろんのこと、設計事務所からの注文でリフォームにもよく用いられるとのこと。

木製サッシの製作作業を見せていただきました

「当社では、現在のアルミ枠をそのまま残して、木製カバーをつけて仕上げることも可能です。手間がかかるのでこの作業は行わない業者も多いですが」
と話してくれたのは、二代目となる一樹さん。一樹さんは、東京でシステムエンジニアとして働いていました。地元に帰ろうかと考えていた時にちょうどお父様からの誘いがあり、30歳の時に「シティング」に入社したそうです。
「現在、当社の木製サッシを大阪の会社に持ち込み、断熱性や風圧の試験を行っています。お客様に安心・信頼していただくために、その機能性をきちんと数値で証明するためです。現在のところ日本の企業の中でもかなりいい数値を出しています」
父親の洋一さんの感性や誠実な仕事ぶりは、一樹さんにもしっかりと受け継がれています。
再び、窓に目を向けると、陽ざしと窓の外に広がる景観を室内にやさしく取り込んでくれているようです。親子で取り組んだ「シティング」の木製サッシは暮らしを快適にし、時にはインテリアの一部のように彩ってくれます。

「写真を撮らせてください」というと、その場にいるスタッフ一人ひとりに声をかけて集合してくれました。家族のような雰囲気も「シティング」の魅力

Interview 2020.7.1

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