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エリア情報

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小豆島町

香川の食の宝庫、小豆島。 “おいしい”を探して歩くまち

July 20, 2020

瀬戸内海に浮かぶ小豆島では、島ならではの気候風土を活かした食材が豊富。香川県最大の離島で、スーパーマーケットもドラッグストアもあり、生活に必要なものは島内でそろいます。

高松や関西圏とのアクセスも良好。例えば、高松市には、土庄・池田・草壁の3つの港から高松港へ、坂手港から高松東港へと、島のあちこちからアクセスが可能。どのルートでもフェリーで1時間ほどです。

今回ご紹介するのは、小豆島の南側の真ん中あたりに位置する草壁港周辺。長い歴史を持つ醤油蔵が立ち並ぶ歴史あるエリアです。

まず行きたいのは、たくさんのオリーブの樹々が風に揺れる「道の駅 小豆島オリーブ公園」。地中海周辺に似た温暖な気候を生かしたハーブガーデンもあり、カフェではフレッシュハーブティーが楽しめます。ハーブオイルやオリーブ葉のチャイをつくるワークショップなど、クラフト体験ができたり、敷地内の地中海風ロッジに宿泊したりもできます。地中海リゾートに来たような気分を満喫できて、なんだか不思議。

 

ハーブガーデンの中にある雑貨コリコは、映画・実写版「魔女の宅急便」のセットを移築した「グーチョキパン屋」そのままのお店。

雑貨コリコ(小豆島オリーブ公園内)

本物のお花を閉じ込めたハンドメイドアクセサリーや風車をモチーフにした雑貨などを販売。今や名スポットとなったオリーブ公園のシンボル、ギリシャ風車を横目にたそがれたい。

道の駅 小豆島オリーブ公園/tel. 0879-82-2200

 

オリーブ公園を出て、醤油の町「醤の郷(ひしおのさと)」方面へ。江戸時代からはじまった小豆島の醤油づくり。昔ながらの醤油蔵や佃煮工場が軒を連ねる町並みは、ノスタルジーを感じます。

格調高い瓦葺の蔵に、白い暖簾が目印の「京宝亭」は、2020年にリニューアルした、佃煮製造の老舗です。大人気の「子持ち木くらげ」はぜひ。
別棟はミュージアムになっており、業務用佃煮の製造からスタートし、今ではJAXA採用の宇宙食まで手掛けるようになった同社の歴史を学べるスペースです。

御つくだに販売処 京宝亭/tel.0120-00-4591

 

小豆島といえば、手延べそうめんも名物。「なかぶ庵」では、ぜひ、めずらしい生そうめんを味わって。ぷりぷり、モチモチとした食感は感動的!そうめんのイメージが覆るはずです。
家でも楽しめる、お湯を入れるだけで手軽にできる「あったかそうめん」は、カロリー控えめの優しい味で、夜食にもぴったり。

工場に隣接したお店では、製麺風景を間近に見ることができるほか、そうめんづくり体験や箸分け体験なども受け付けています。

なかぶ庵/tel. 0879-82-3669

 

売店や飲食店を併設した醤油蔵が立ち並ぶ中、ひときわ大きな蔵が目を引く「金両醤油」。築100年以上にもなる醤油蔵は国の登録文化財にも認定されています。

昔ながらの杉樽で醤油を仕込む様子を、蔵に設けたのぞき窓から見ることができます。耳を澄ましていると、杉樽の中でもろみがプツプツと音を立てているのが聞こえるかも。

醤油蔵ながら島内にオリーブ農園も所有し、そのエキストラバージンオリーブオイルは国際コンテストで受賞したことも。香川県産のニンニクをオリーブオイルで煮込んだ「ガーリックオイル」は食欲をそそるガーリックの香り、なのにニオイが残らないのが嬉しい。こだわりの醤油に厳選素材を加えた「だし醤油」と合わせて、ドレッシングにしても。

金両醤油/tel. 0879-82-3333

 

金両醤油から少し南下し、県道脇を入ったところにある「フォレスト酒蔵MORIKUNIギャラリー」は島唯一の酒造、小豆島酒造が手がけるカフェ&バー。

築70年の佃煮工場をリノベーションした空間では、日本酒の飲み比べはもちろん、小豆島の食材と酒粕を掛け合わせた料理やスイーツなどを楽しめます。中でも人気なのは「杜氏のまかないランチ」。食材はできるだけ小豆島産にこだわっていて、メインの酒粕汁は具だくさん。ミニデザートには酒粕ケーキがついてくるなど、酒造ならではのメニューが嬉しい。

代表的な日本酒シリーズはかわいらしいネーミングとラベルでギフトにもぴったり。定番の吟醸酒「ふふふ。」は瀬戸内海沿岸の米と小豆島・寒霞渓の湧き水を使った、全国的にも珍しい島仕込みのお酒です。

純米吟醸の「ふわふわ。」純米酒の「うとうと。」本醸造の「ぴぴぴ。」などから、好みに合わせて選びたい。

フォレスト酒蔵 MORIKUNIギャラリー/tel. 0879-61-2077

 

すぐ近くにあるのが「MORIKUNI BAKERY」。酒米を精米するときに出る米粉をつかったコッペパンが人気のベーカリーです。

甘味を挟んだコッペパンが数種並び、特に酒粕あんこは必食。米粉パンと合う和風な味わい。建物は、瀬戸内国際芸術祭でこの地域と関わりのあるdot architectsが設計を手がけました。イートインも可能。

MORIKUNI BAKERY/tel.0879-62-9737

 

老舗のお菓子処「御菓子司 平和堂」も訪れておきたいお店。

スポンジにちいさな栗入りのクリームを挟んだ「オムレットサンド」は、実は有名婦人雑誌のお取り寄せコーナーでも取り上げられた名品。昔からお祝いごとにも使われる島の名物的存在です。

そのフワフワ感とやさしい甘さはきっと一度食べれば忘れられない。

御菓子司 平和堂/tel.0879-82-0357

 

さて、探してきた島の食材を広げて、オリーブの木の下でのんびり海を眺めるひととき。小豆島、草壁港周辺エリアの“おいしい”は誰かに教えたくなるものばかり。ゆっくり散策しながら、このまちの魅力を見つけてください。

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