あき家(空き家)とリノベ ときどきリフォーム

パートナーインタビュー

パートナーインタビュー

慣れ親しんだ家をもっと快適にする暮らしのアテンダント

ハウスインハウス

高松市仏生山町、県道12号沿いに、築40年の家を省エネリフォーム&リノベーションした『ハウスインハウス高松店』のモデルハウス兼事務所があります。ハウスインハウスは、その名の通り「家の中に家をつくる」という、新しい発想の省エネ・断熱リフォームやリノベーションに特化した会社です。代表取締役の藤目新弥さんと、アドバイザーの田中美鈴さんにお話を伺ってきました。

 

入り口のアプローチ

 

ハウスインハウスは、アンビエントホーム(株式会社アンビエント)グループの省エネ高性能リフォーム会社として発足しました。アンビエントホームは、高いデザイン性だけでなく、高気密高断熱の省エネルギーな高性能住宅を専門とする香川県の住宅メーカーです。

 

左から代表取締役の藤目新弥さん、アドバイザーの田中美鈴さん

 

藤目さんは、もともとは他の建材会社で営業をしていたそうです。20年ほど前、取引先であったアンビエントホームの藤本社長から、海外研修に誘われ参加。研修先はカナダとアメリカでした。どちらもDIYの文化が根強く、家主は絶えず住み心地を快適にするために、家の修繕や改修がライフワークのよう。そのため日本と違って、住宅の資産価値が築年数を重ねても下がりにくいのだとか。そんな現実を目の当たりにし、住み替えが容易でローンに苦しむことのない海外の暮らし方を参考に、日本の住宅のあり方をなんとかしたいという藤本社長の考え方に感銘を受けたといいます。この経験は藤目さんにとって刺激となり、人生の転機となりました。

 

モデルハウス兼事務所の店内

 

住宅を次世代に長く活用できれば、ローンの返済後は資産を貯蓄に回すことができますが、建てては壊す、壊しては建てるを短い期間で繰り返すといつまでも家にかける費用負担が続いてしまうのです。この負の連鎖をなんとか解決できないかと考えた末にできたのがハウスインハウスのオリジナル断熱パネルを使ったリフォーム工法です。

その開発から携わっていた藤目さんはいいます。

「既存の家を長く住んでいくためには、快適で暮らしやすくないと次世代に引き継げません。引き継げる家にするためには、家の中で使用する場所が温度差の少ない快適な温熱環境で、痛みの元となる結露を起こさないようにすることが大切」。

 

施工事例 M邸

 

この高性能なオリジナル断熱パネルを、家の壁、床、天井などに隙間なく貼り付け、建物内部に新しい壁を作ることで、既存部分をできるだけ壊さない工法が実現しました。リノベーションにかかるコストを抑え、住んだままで施工ができ、工事日数も短いのが特徴です。格段に上がる断熱性能により、暖房や冷房の効きが良くなり、省エネルギーな生活を送ることができるのです。

 

施工事例 I邸

 

勤続18年になる田中さんは、昨年からハウスインハウスに異動してきたそうです。アンビエントホームでは新築の営業、子育て中は事務や広報などを担当したり、新築から10数年経ったお客様のアフターメンテナンスなども対応してきたそうです。

お客様をリフォーム迷子にさせたくないという田中さん。

「私共が請け負うお客様の中には、リフォーム会社を転々としてきた方もいます。どこに頼んだら良いのかと不安にならないよう、お家のカルテや履歴は事細かく残し、何かあった時にはしっかりアフターメンテナンスができるようにしています」。

 

施工事例 O邸

 

少人数でもしっかりアフターケアができるのは、一緒に動いてくれる頼りになる協力業者さんたちのおかげなのだとか。

建築業はクオリティの高いサービス業だと思っていると話すお二人。そのために提供して終わりではなく、その後のメンテナンスを含め、施主様とのコニュニケーションを大切にしています。

「施主様とは親戚のようなおつきあいで何かあったら相談してもらっています。何もなくても「近くにきたのでこんにちは~」って」。

既存住宅を負担の少ないリノベーションで活用することは、空き家を減らす活動にもつながります。高いデザイン性に加え、高断熱も実現できる『ハウスインハウス』。思い出の住宅を壊すことなく引き継げる、新しい活用方法として注目されています。

 

ハウスインハウス外観

 

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