あき家(空き家)とリノベ ときどきリフォーム

パートナーインタビュー

パートナーインタビュー

唯一無二の世界観をカタチにする技術

彩建工房

大型テーマパークで鍾乳洞や大きな石積みが広がるアトラクションを楽しんだり、中世ヨーロッパの街並みを再現した空間でファンタジックな時間を過ごした経験はありませんか。これはセメント・水・砂を混ぜ合わせたモルタルを塗りつけた後に削り取り、仕上げる「モルタル造形」という特殊な技法で造られています。

このモルタル造形の技術で新しい空間造りを提案している「彩建工房」。三木町鹿伏にある事務所で代表取締役の蓮井丞さんにお話をお伺いしました。

実際にモルタル造形や塗装の技術を見ることができる事務所

古いレンガの壁がまるでアメリカ映画のセットのような事務所は蓮井さんが全て内装を手掛け、ショールームとして利用しています。

家業であった塗装業に就いて25年。「やりたいと思うと必ずやり遂げる性格。その根底には昔、塗装業をしながらアパレル事業に挑戦したものの、上手くいかなかった経験があるんですよ」。と教えてくれた蓮井さん。しかし、その経験が塗装業に本気で向き合うきっかけとなったそうです。

国家資格である一級建築塗装技能士を保有し、5年先10年先の経過を考えた提案と丁寧な仕事ぶりが好評となり、工務店からの仕事だけでなく、一般のお客様からのご紹介を受けることも多いのだとか。

朗らかにお話をしてくれる蓮井さん

蓮井さんがモルタル造形を初めて知った時、一瞬でその世界観に魅せられたと言います。もともとヴィンテージな雰囲気やアンティークな物が好きで、こんな空間を自分でも表現したいと、この技術を取得する方法を夢中で探しました。

県外に出向いて、実際に施工している会社に教えて欲しいと直談判。しかし、特殊な技術を教えてくれる会社は簡単には見つかりませんでした。また、技術取得の講習会を受けてはみたものの、特殊で繊細な技術は数回の講習ではなかなか身につかず、一度は技術の取得への思いが萎えかけました。

しかし、何でもやりとげないと気が済まない性格の蓮井さん。どうしてもあきらめきれず一年後、再び技術を教えてくれる会社を何度も頭を下げて探したとか。その熱意ある姿をみて、大阪の施工会社が受け入れてくれたそうです。「そこからはがむしゃらで、技術を教えてもらった」と当時の事を振り返り話してくれました。

木の木目や錆びた鉄などモルタルを細かく削ってつくられ、近くで見ても見間違えるほどリアルに表現しています

ショールームに飾られている作品のタイルや木製の扉は、一つひとつ細かくモルタルを削り取って質感が表現され、近くで見ても本物と間違うほどリアル。それでも、蓮井さんは自分の技術にはまだ納得できておらず、少しでも時間があれば工房で制作に取り組み、技術を高めています。

「この技法は商業建築で施工されることが多く、一般住宅への普及はまだまだ。少しずつ実績を積んでいきたい。もちろん本業の塗装業もしっかり取り組んでいますよ」と話す蓮井さん。外壁や屋根塗装に関しては事前調査をじっくり行い、お客様の希望を加味した上で最適なプランを提案しています。「お客様とはなんでも相談できる関係でいたい。せっかくの出会いを大切にしたいから」「しっかりとした施工を心掛けないと、その時だけのつきあいで終わってしまう。10年後にまたお願いすると声をかけてもらえたら凄く嬉しい」と語るなかには、縁ある人と長くおつきあいをする為に努力していきたいという想いがあります。

施工前

 

施工後
モルタル造形はガーデニングと相性が良く、庭のリフォームにはピッタリ。既存のブロック塀をプロバンス風に施工

 

お客さんの思い描く世界観をかたちにする為の技術の向上と人との出会いを大切にする「彩建工房」。時には遊び心をプラスして豊かな暮らしの提案をしています。

施工事例

 

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