あき家(空き家)とリノベ ときどきリフォーム

パートナー紹介

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「やつおの家」の再生で、 香川の歴史と記憶を次世代へ。

大河内工務店

香川県西部、三豊市の自然に恵まれた住宅地を車で走っていると、ぱっと目を惹く美しい建物が大河内工務店の本社。広い敷地には木々がそよぎ、案内板も設置されています。

大河内工務店 本社社屋

まずは中央の「大工館」を訪ね、奥の事務所に案内していただきました。今回お話をお伺いしたのは、本社店長の木浦亮太さん。
「祖父が大工だったので、小さい頃から建築関係の仕事に関心がありました」という木浦さんは、入社後、現場監督に配属され、その後様々な部署を経験してきました。「大河内工務店は人を育てる会社でもあります」と木浦さん。
「大河内工務店は創業から67年の歴史を持つ会社です。ですから、施工技術には自信を持っています。また、リノベーションにおいても『よみがえる家』と題して、本社では『やつおの家』の再生に力を注いでいます」

本社 木浦亮太さん

昔、香川県の西讃地方では、屋根瓦を美しく装飾することがステイタスでした。「尾」(お)と呼ばれるのは屋根の尾根の部分。さらに屋根を2層に重ねた屋根には鬼瓦が飾られています。こうした建物は、屋根の尾根が合わせて8つあることから「やつおの家」と呼ばれています。ゆるやかなカーブを描きながら四方に伸びる屋根はとても美しく、さらに職人技を感じる堂々とした風格があります。この「やつおの家」の再建は、熟練の職技の集結でもあるのです。
「そこに耐震性・断熱性をプラスして改修しています。太くてしっかりした木材など、今では手に入らないものもあり、小さい頃から住み慣れてきた人の思い入れや、伝統ある建物の良いところを後世に残していきたい、というのが当社の取り組みのひとつです」

築111年受け継がれた家を再生

「また、お客様との繋がり、信頼関係を大事にしています。中でも当社ならではといえるのが『団結式』です。これは、大工さんはもちろん、瓦職人さんや、実際に施工に関わる職人さんが揃い、施主様と顔合わせをする行事です。『みんなでいい家を建てるぞ』という意気込みを高め合います。当社のイメージキャラクター『もっちー』も参加しますよ。施主様には、安心して任せてもらいたいですし、家づくりの過程も楽しんでもらえるように心がけています」
続いて、会社を案内していただきました。事務所のある「大工館」は2004年に完成した建物だそうです。

「地域の方に使っていただく『コミュニティーホール』として目的も担える建物になっています。料理教室、園芸、水彩画などのカルチャースクールを開いています」

「大工館」にあるキッチンスペースと、イベント時にも登場するキャラクター「もっちー」

見せていただいた、カルチャースクールの内容はかなり多彩。しかも手軽に参加できる内容がメインです。広くて充実したキッチンやテーブル席もこのスクールで活用されます。小さなお子様が遊ぶことができる部屋も準備されています。
続いて「木きん堂ガーデン」を眺めつつ、2006年に完成した建物の「木きん堂」へ。居心地のいいカフェと、服飾雑貨などの作家さんが入れ替わりで展示・販売を行うギャラリースペースがあります。

木の温もりを感じる、カフェ兼ギャラリーの「木きん堂」

このように、大河内工務店には「家を建てたい」お客様だけでなく、カフェやカルチャースクールに訪れる人が行き交います。地域のコミュニティの場として開放されている木の温もりある空間やインテリア。ここにも地元に愛される大河内工務店の魅力が詰まっています。

「木きん堂」ガーデン

Interview 2020.6.26

 

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